2016年9月11日日曜日

取捨選択するのはあくまでも自分自身

ホメオパシーの世界では結構基本的な事だと思っていた『軽い火傷をしたときは、患部を水で冷やすのでではなく熱で温める』という対処法が今、ネット上で否定の嵐が吹き荒れている! という話を小耳に挟みました。

・・・(^^;


最初にこの話を聞いたときは、こんな感じ。
一瞬、絶句して苦笑。

とはいえ。
実際、私がはじめてこの火傷に対する対処法を聞いたときにはビックリしたのも確かです。
物心ついたときには「火傷したら流水で冷やす」と刷り込まれていましたし、実際に火傷したら患部をすぐに冷やしまくってましたからね〜。
なぜ冷やすかというと、熱を体の深部に入れないため、と習った記憶があります。
冷やしているときは感覚がなくなってるので痛みも消えるのですが、冷やすのを止めるとヒリヒリが戻ってくるんですよね。延々とヒリヒリチリチリピリピリ感が続くんですよね〜。だから火傷って嫌い!

熱は冷やして治す! まさに逆療法の発想です。
対して熱には熱で治す! これぞ同種療法ですね。
ホントに〜?? って思いましたよ私も。
原理的には火傷した皮膚を冷やすと毛穴とかがビシッと閉じちゃって体に入った熱は体の内側に行くしかなくなるんだけど、逆に耐えられるくらいの熱に再び患部をさらすことによって毛穴が開いて体に入った熱が体の外に出やすくなる・・・、というような話を聞きました(流水で冷やして熱をとるって話と何か矛盾がある気がしませんか?)。
「ホントかよ?? ありえんだろ〜!」
と思うか、
「ホントかよ? 一度、試してみるか!」
と思うかは聞いた人次第じゃないですかねぇ。
私も初めは半信半疑でしたともさ(笑)
でも実際、軽い火傷をしたときに勇気をふるって(!)試してみたら予後が全然違ったんですよね。

熱には熱の対処法としては・・・
とても乱暴だけどすぐに対処出来るのが火傷した原因の近くに再び患部をさらす、という方法。耐えられるくらいの熱に再びさらすのがコツです。当たり前のことですが、熱源に再びくっつけちゃうのは駄目ですよ。
次点でお勧めなのが耐えられるくらいの熱のお湯の中に患部をつけること。これはお湯を溜める時間がちょっとかかるのが難点ですが、火の側に患部をさらすよりも安心安全な方法です。
いずれの方法をとっても、最初はものすごーく患部がヒリヒリ痛みます。
そりゃーもー涙がにじむくらいのヒリヒリ感が出るのは保証します!
ですが、その後が違うんですよね。

水で冷やしていた時は夕飯の支度の時に火傷した痛みは夜寝るときにも続いていましたが、熱にさらす対処方法にしてからは夜寝るときには火傷の痛みなんて消え去ってました。

というような体験をすると、軽度の火傷をしたときの対処方法も180度変わってしまうわけです。
だって予後が断然楽なんだもーん。


だから軽度の火傷になったときに実際、試して欲しいと思って発信する人は発信するわけでしょ? 
それを頭ごなしに「ありえーん!」と否定しまくるっつーのも、ナンだよな〜・・・、と思っちゃった訳です。
だって「ありえーん!」と否定しまくってる人が、この火傷の対処法を実践したとは思えないから。
実践したら「ホントだー!!!」ってなる筈だから(笑) 
実際、私も周囲にいいまくってますし、言われて試した人からは感謝されてますから余計にそう思っちゃいます。


新しい事を実践するのって予想外に勇気が必要ですが、実際にやってみたら拍子抜けする事も沢山ありますよ。
頭でっかちなまま不自由な生活を送るか、新しい快適な生活をするかは自分自身で判断して決めればいいことです。
自分で実践して自分で納得して選ぶもよし、他人の情報を鵜呑みにするもよし。
それはその人その人の選択だから私は否定はしません(とはいえ後者の選択をする人は勿体ない! とは思っちゃいますけどね〜。出来ればしっかり自分自身の頭で考えて納得して選んで欲しいとは思います)。


話戻って、火傷の手当てですが・・・
火傷の後に再び近づけた患部を熱源から離すタイミングですが、ヒリヒリ感が一段落したらOKです。
ホメオパシー愛好家だったら当然、患部を熱にさらすという応急処置の後には基本キットにも入っているCanth.(カンサリス)のレメディーを1粒、口に放り込んだりもするかとは思いますけどね(場合によってはリピートもありですよ♪)。
レメディーをとる場合には、一番最初にAcon.を口の中に入れることをお勧めします。



追伸;
酷い火傷の場合には、迷うことなく救急病院に駆け込んで下さいね。