2012年9月27日木曜日

『家族を亡くしたあなたに: 死別の悲しみを癒すアドバイスブック 』 著:キャサリン・M. サンダーズ


先日、時間つぶしのために入った本屋さんで偶然見つけたこの本を購入しました。


その後、これまた時間つぶしに入った店で何の心構えもせず読み始めた結果、涙が止まらなくなってしまってちょっと(いや相当に)焦りました。
タイトル通り、グリーフ・ワークの手引き書、なんですけどね。
結構叙情的な文章にやられちゃったわけです。

著者は自身の喪失体験を含めて喪失直後から回復期までの様々な段階について章を変えて解説をしていきます。また、亡くなったのが親の場合、配偶者の場合、子供の場合で各章を変えて詳細に解説をしています。その他、儀式の大切さや悲しみの乗り越え方のアドバイスなど盛りだくさんの内容となっています。

私自身、身近な人を何人か亡くしているということもあるせいなのか、本の中の記述がまるで自分自身のことのように思えてきたり、やたらと琴線に触れる文章が多々あったりして本を読んでいるだけなのに心臓が痛むこと痛むこと・・・。
3回ほど読み返してようやく少しは冷静に(涙少なく)読めるようになってきました。
グリーフ・ワークと言えば、エリザベス・キューブラー・ロスの本が有名ですが、こちらの本の方がより実践的なのかな? とも思いました。

家族を亡くした方は勿論、亡くしていない方にもお勧めの本だと思います。



エリザベス・キューブラー・ロスの本もちょこっとだけ。。。